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ミルトン・ダイアモンドの講演の批判2 

ミルトン・ダイアモンドの講演の批判2


非典型的なセックス/ジェンダーの発達
http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=1294
いつきさんの記録 http://d.hatena.ne.jp/ituki/20120120


実際には,それが本人の責任か,通訳の責任か,記録した,いつきさんの責任かわからないけど,いつきさんの講演録をもとにやります。
 

マウス(ラットでもほぼ同じ)の実験をたくさん示されていますが,この種は霊長類と根本的に異なります。
まずマウス・ラットは妊娠期間が21日前後と短いので,脳の性分化が周産期から生後5日に起きます。この時期に去勢やホルモン投与を行えば,典型的性行動を変更できます。
モルモットは初期の研究によく使われましたが,妊娠期間が他のげっ歯目と比較し、妊娠期間が長く 59-72日(平均68日)で,ホルモン的処置で性行動の変化を起こさせるのに,向いていないのであまり使われなくなりました。
それに対して,人では妊娠期間が平均266日,性ホルモンが男女とも妊娠90日から260日で高値になり,100日前後でテストステロンの作用で男性化すると考えられ,テストステロンの作用がなければ女性型になります。
げっ歯類にはアロマターゼ仮説がありテストステロンはアロマターゼによりエストロゲンは変換され,脳の性分化を起します。霊長類ではアロマターゼ仮説は成立せず,人の脳の男性型化はアンドロゲン受容体を介しているされています。
動物での,マウンティングやロードーシスと言う行動が,どれだけ性指向や,性自認や,両方に関係するのか,あるいは性交の時にどのような役割を果たしているのか,区別できない問題があります。
 


双子に関する同性愛の研究
http://en.wikipedia.org/wiki/Biology_and_sexual_orientation
この研究はかなり紆余曲折があります。
ベイリーとピラード(1991)は一卵性双生児で52%が一致し二卵性双生児は22%の一致率と報告しました。その後の彼らのグループはオーストラリアの双生児登録のサンプルで2000年で,20%の男の一卵性双生児で一致,24%の女性の一卵性双生児と,1991年の研究に比してさがりました。
女性の同性愛の一致率が高いと言うのはこのグループだけが報告していたと思います。従ってこの現象は,男性同性愛だけに限られるようです。
最近スウェーデンの Långström の2010年の報告では,男性一卵性双生児の一致率は0.18で,二卵性双生児では0.11で,女性の一卵性双生児は0.22,二卵性双生児は0.17でした。統計のしっかりしているスウェーデンの双生児登録なので,21481人の男性と21607人の女性からなります。女性に関してはほとんど遺伝的関与はなく,一致率ではなく,遺伝関与と,共通環境関与と,個人特有環境の方程式を立てると各々,0.34–0.39 ,0.00,0.61–0.66 でした。
実は他にたくさんのネガティブ研究や,僅かの有意差研究があります。
1950年代は,もっと一致率の高い研究があり,その後ダラダラと低下しています。
ダイアモンドは一卵性双生児のGIDの研究を進めているけど,同性愛の例を見ると見通しが暗いです。


>双子の別のケース。インターセックスの子(男の子)。双子で生まれた。生まれた時に誤診があった。誤診の結果、「がんになるかもしれないから精巣を取り除く」となった。
はじめの実験を思い出していただきたいが、精巣を取り除いたらどうなった?人間もどうなった?
 

:ここでインターセックス(IS)が何かを特定しなけれ,まったく意味のない話です。また脳の性分化が出生時に終わっていない動物,妊娠中にとうの昔終わっている人間を比較しても,かなり意味がない。
停溜精巣は,癌化しやすいとは言われています。現在は超音波などで比較的簡単にスクリーニングできます。
 

>なぜこういうことをしたのか?はじめに誤診があった。精巣を取り除いたが、ひとりはふたつとも取り除いた。もう片方はひとつだけ取り除いた。ふたりとも女性として育てられた。どちらがひとつ取り除かれた人?ひとつだけの子は男性ホルモンの影響を受けている。
精巣がひとつの超されたために、自分は男の子。女の子に見られたくないと言うことで、こういう行動に出た。もうひとりは少女であることに満足している。
 

:片方が精巣を両方取って,片方が精巣を片方取った理由がもの凄く意味不明だけど,テストステロンは精巣が1個でも充分でるし,体内の量はフィードバックで制御されるだろうから,正常なみのレベルになると思います。性自認がこうなった理由は確実には不明で,それにはISが何かにを話さなければ意味がない。脳の男性の性分化が正常に出世児終わっているなら,男性の性自認が当たり前で,女性になった方が不可解です。確かに症例として珍しいけど,肝心の診断・治療決定の情報が欠けすぎています。
 

>「結合双子」外性器がひとつ。ペニスがあるところを男子、ないほうを女子とした。しかし、ふたりとも「男の子として生きていきたい」と言った。
 

:外性器はペニスだけしか記載してないけど,精巣が2つあるなら,片方づつ分ける事が考えられます。前提は既に脳が男性化していると言うことです。
大体これも診断・治療決定の情報が欠けすぎています。結合双子の分離手術はかなり難しいから,新生児・乳児では出来ないと考えられます。年齢が幾つかで性自認がはっきりしていて意思が表現できるなら,上記のように精巣を片方づつ分けるべきでしょう。
 

>家系図。4人の子どもがいて、もうひとつの家族にも4人の子ども。それぞれの子どもが結婚して二人の子どもができた。それぞれ異なるところで育てられたが、両方ともトランスセクシュアルだった。母型のおじさんもトランスセクシュアルだった。
 

:さっぱり分からない記述だけど,GIDが双子以外の兄弟姉妹に多いと言う報告はあります。
(今日はここまで。まだ続きがあります。)



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