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マウスのSryをエピジェネティックに操作し雄から雌に性転換:背景 

マウスのSryをエピジェネティックに操作し雄から雌に性転換:背景
 
マウス性決定のエピジェネティック調節,それはヒストン脱メチル化酵素Jmjd1aによります
ヒストン脱メチル化酵素Jmjd1aがマウスSryのエピジェネティック調節(短縮タイトル)
マウスのSryをエピジェネティックに操作し雄から雌に性転換(更に乱暴な短縮タイトル) 
  
Epigenetic regulation of mouse sex determination by the histone demethylase Jmjd1a. 
  
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24009392 
  
Kuroki S, Matoba S, Akiyoshi M, Matsumura Y, Miyachi H, Mise N, Abe K, Ogura A, Wilhelm D, Koopman P, Nozaki M, Kanai Y, Shinkai Y, Tachibana M.
所属 Experimental Research Center for Infectious Diseases, Institute for Virus Research, Kyoto University 
  
Science. 2013 Sep 6;341(6150):1106-9.
 
本論文を手に入れたけど,ネイチャーと,並び称されるサイエンスなので,凄く難しい。
日経サイエンス(サイエンティフィック・アメリカン)とは,まったく違う専門誌で,泣く子も黙るAAAS(Association for the Advancement of Science)の機関誌です。
  
要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-421.html
論説 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-422.html
読売新聞の誤り http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-424.html 
推測される本文  http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-426.html
 

背景(抄訳)
 

男女の発生は,多くの動物の生存や,進化にとって重要です。
 

いくつかの転写因子*,それにはSry*も含まれますが,ほ乳類の性分化に必須の役割を果たしますが,そのエピジェネティック*な調節の関与については,ほとんど不明です。
 

Sryはオスの発達に必要で,それが充分な量と,適切な時期に発現されることが,精巣決定に経路に必須です。
ーーーーーーーーーーーー
 

翻訳*後のヒストン*の修飾が,種々の染色質の機能に関連します,それには遺伝子発現の調節も含まれます。
 

それらの中で,ヒストンの9番目にあるリジン(H3K9)*のメチル化と,ヒストンの4番目のリジン(H3K4)のメチル化は,各々,染色質転写が抑制されたり,活性化される目印です。
 

Jmjd1a(別名,Tsga,Jhdm2a,Kdm3a)*は,H3K9の脱メチル化酵素で,精子形成と代謝に必須です。
ーーーーーーーーーーーーー
 

*DNAのもつ情報は転写(Transcription)と呼ばれる過程によってまずmRNAの形に変換される。そして、mRNAのもつ塩基配列情報に則して、このポリペプチド(タンパク質)の合成過程が翻訳(Translation)と呼ばれる。
 

*Sry,Sex-determining region Y,
http://ja.wikipedia.org/wiki/SRY
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/21674
多くのほ乳類が雄になるために必要な遺伝子で、Y染色体上に存在する。 
 
*エピジェネティクス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9
エピジェネティックスの機序の1つとして,ヒストンの化学的修飾(メチル化・アセチル化・リン酸化など)があり,そこに巻き付いているDNAの遺伝子発現に影響します。
 

*ヒストン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3
塩基性のタンパク質でDNAを巻きつけた状態で核内に存在する。その末端配列はさまざまな化学修飾をうける。 
 
*ヒストン脱メチル化酵素,Histone Demethylases
http://www.riken.jp/cell-fate/organization/theme_public_25-26_13.html
http://www.cosmobio.co.jp/aaas_signal/archive/pp-20130430.asp  
  
*Jmjd1a,(Jumonji domain-containing 1a)は、「ジュモンジC」(JmjC)ドメインを持つヒストン脱メチル化酵素。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Jmjd1a
Kdm3a lysine (K)-specific demethylase 3A [ Mus musculus (house mouse) ] Jmjd1の別名
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/104263
 

*H3K9,ヒストンH3の9番目のリジン
H3K9がメチル化されると、そこに巻きついたDNAの遺伝子の発現が抑えられます。 
 


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