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ダイアモンドの「GIDは脳のIS」批判2 

ダイアモンドの「GIDは脳のIS」批判2
 
批判1 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-353.html


批判2


中枢神経(細胞)線維の染色技術は非常に発達しました。
種々の神経ペプチドなどに対する,抗体(モノクローナル,ポリクローナル)が作られ,それを持つ神経(細胞)線維を特異的に免疫化学的染色ができるようになったのです。したがって,この新しい染色で染めると,比較にならないほど,細かい事が分かり,従来の仕事はやり直さなければいけません。

神経ペプチドには,下記のようなものがあります。
例,P物質,CGRP,VIP,PACAP,ソマトスタチン,CCK,ガラニン,ボンベシン,オレキシン,ニューロテンシン
http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/subs-transm.html

数個から100個ぐらいまでのアミノ酸残基がペプチド結合により結合するペプチド,細胞体で合成され、軸索流で神経終末に運ばれ、貯蔵されます。その受容体は,7回膜貫通型でした。
 
従来型の染色で脳の組織を染めると性差は,最初の報告ほど著名でなく,再現出来ない事もあります。従来の染色で,GIDが希望の性に傾いた脳構造があると言うのは都合よすぎます。
重要な,問題となる因子は,ステロイド服用,年齢です。


脳と行動の性差の遺伝
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20951723 から引用すると

Zhou et al. were the first to describe a sex difference in the central subdivision bed nucleus of the stria terminalis (BSTc) in humans and a potential biological marker for gender identity.
The type and direction of the sex difference mirrored that of the rat: the volume of the BSTc is larger in men than in women.
The study also found that the BSTc of male-to-female (MtF) transsexuals is female-sized but the interpretation of this finding is complicated.
The MtF subjects used in the study had all received estrogen therapy so it remains unclear if the sex difference is related to gender identity or hormonal exposure since estrogens can modify the structure of the brain.
A second confound is the relatively small size of the sample pool as the authors were only able to gain access to tissue from six MtF transsexuals.

 
実はこの分野の大御所であるSwaabのグループの最近の論文では,ガラニン神経を扱い,神経ペプチド染色,ホルモン合成酵素,ホルモン受容体,バソプレッシン(ADH,ペプチドホルモン,神経内分泌をする),神経ステロイド(たぶん後述)についても言及していました。

Galanin neurons in the intermediate nucleus (InM) of the human hypothalamus in relation to sex, age, and gender identity.
Garcia-Falgueras A, Ligtenberg L, Kruijver FP, Swaab DF.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21618223

swaab ta 01 

Swaab DF.や,Kruijver FP,には,分かっているはずですが,彼の総説では,相変わらず性腺ステロイドによる性分化を強調し,脳の局所構造で,性同一性や,性指向が決まると書いていました。



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