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鶏のメス脳がオス脳-メス身体キメラの正常な生殖に必要:考察(後) 

鶏のメス脳がオス脳-メス身体キメラの正常な生殖に必要:考察(後)

 
遺伝的にメスの脳が,鶏の脳キメラにおける正常な生殖サイクルに必要です
 
http://www.nature.com/ncomms/journal/v4/n1/abs/ncomms2372.html
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23340412
 
Maekawa F, Ohki-Hamazaki H.  ら
 
ニュース http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-251.html
要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-252.html
背景 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-255.html
考察(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-256.html


考察(後半)
 
私たちの結果は,強く次の事を示唆します,GnRH神経細胞*への概日リズムの入力は,性的二型性の発達を示す事,そしてこの事は性腺ステロイドと独立に起きる事です。
 
鳥類では,3つの発振システムが,概日リズムの発生に関与していている事が知られています:すなわち,網膜,松果体,視交叉上核(SCN)です。
概日リズムのペースメーカーで,適切な排卵のタイミングや,概日リズムのシグナルをGnRH神経細胞に送る神経回路は未だ解明されていません。
 
このシステムの神経学的基礎を研究するのは興味深いでしょう,そしてそれは性別に基盤にもつ差異を示しているものです。
あるいは,LH急上昇の詳細な分析は,今回の研究では行われていないので,LH急上昇の欠陥が,MFキメラの排卵異常の原因かもしれません。
 
GnRH細胞は,嗅板(嗅覚原基,olfactory placode)が起源で,この領域は脳幹(BS)キメラ*には含まれていませんが,全脳(WB)*の移植片には含まれています。
したがって,脳幹キメラと全脳キメラを比較する事によって,この事は将来の研究でせまれるでしょう。
 
私たちの結果は,脳のE2濃度の性的二型性は性腺ホルモンに影響されず,脳がE2をデノボ合成*するものによるのかもしれません。
 
先駆的研究では,鳴く鳥の脳ではテストステロンからE2が合成される事を示しました。
それから,いくつかの神経ステロイド*,それらのコレステロールからの合成に必要な酵素が,うずらの脳で発見されました,そして鳴く鳥の脳でコレステロールからE2をデノボ合成を行なう証拠がみつかりました。
 
高濃度の脳のE2は器質化効果*を,オスのニワトリの脳に及ぼすかもしれませんでした。
 
結果として「オス」の脳は,メンドリのホルモン環境にあっても,規則正しい周期性を支持できなかったかもしれません。
 
*GnRH細胞,GnRH神経細胞,GnRHニューロン
GnRHは神経細胞から分泌されるホルモンです。他にもそのようなホルモンがあって神経内分泌と言います。大雑把には,神経細胞から神経伝達物質を分泌する機構をそのまま使っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%86%85%E5%88%86%E6%B3%8C%E5%AD%A6
 

*全脳(WB)キメラ
脳幹(BS)キメラ
前脳(FB)キメラ
この研究では,3種類のキメラが作られました。全部の脳を移植したもの,脳幹だけを移植したもの,前脳(forebrain)だけを移植したものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E8%84%B3
 

*デノボ合成,de novo synthesis
生体内で,原料から新たに物質を作ることです。
 
*神経ステロイド
脳は末梢内分泌腺のステロイドの標的器官として捉えられてきましたが、脳も独自にコレステロールをもとにステロイドを合成していることが明らかとなりました。
http://reproduction.jp/jrd/jpage/vol50/500101.html


*器質化効果
http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-156.html
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不規則な卵巣周期は,女性の不妊の原因になるかもしれません。
女性の無月経,稀少排卵,無排卵は,下記のような多くの生殖系障害が関連します,それには下垂体性性腺機能低下症,高プロラクチン血症,多囊胞性卵巣症候群(PCOS),卵巣機能不全などが含まれます。
 
さらにヒトのClock遺伝子の多型性が,ヒトの妊孕性に影響するかもしれません。
 
最近のSNP*の遺伝的分析は,2つのClock遺伝子,ARNTLと,NPAS2がヒトの妊孕性に関係がありました,しかしながら,概日リズムシステムがヒトの生殖に及ぼす役割りはまだ系統的に研究されていません。
MFキメラでの視床下部の神経接合の欠陥の解明は,生物学的時計と妊孕性との関係に新しい洞察を与えるものでしょう。
 
脳においての自律的細胞の発達は存在は雌雄同体のキンカチョウで観察され,体細胞の自律的細胞の発達は,明らかに雌雄同体のニワトリで示されています。 
 
私たちの今回の結果は,鳥の新しい型の自律的神経細胞の発達が,脳のE2濃度の性的二型性に関連することでを示しました。
 
*SNP,一塩基多型
http://kotobank.jp/word/SNP
http://www.dynacom.co.jp/product_service/packages/snpalyze/sa_t1_basic_02.html



一応,考察を訳しました。これもかなり難しいのですが,結果はさらにむずかしいです。
いつか,抄訳だけでも,行おうと望みますが,いつになるか分かりません。
 
  

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