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中村美亜:心に性別はあるのか?,の批判 

中村美亜:心に性別はあるのか?,の批判


付録D 治療的アプローチの臨床的結果の証拠 p107
http://www.wpath.org/documents/Standards%20of%20Care%20V7%20-%202011%20WPATH.pdf


SOC7付録D(前)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-81.html
SOC7付録D(後)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-82.html
SOC7付録D 文献 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-83.html


この文献と,中村美亜:心に性別はあるのか?,の文献を比べると,あまり古くて,内容が酷く,偏見が凄いのでびっくりします。従って結論もまったく間違えています。SOC7の考えでは,ホルモンと手術療法で充分GIDは幸福になれると言うものですし,中村さんは治癒にならない,幸福でない,と主張していました。2005年出版の本なのに,引用文献が古くて,間違って,偏見だらけのままです。。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4902122162/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392


本の引用
p21 中村さんの本では,最近の調査では,幸せと答えているTSもすべての面で幸せと感じていない。「SRS-オランダの141人のTS」Kuiper B,1988,
古い為か,質が悪い為に,SOC7で引用されなかったのです。どうして1988年の論文が最近の調査になるのですか?


更に本を引用すると,この論文から,TSの大半が,術後の心理的・身体的健康状態に訊かれた時は良好で幸福と答える,具体的な生活状況を訊くと深刻な問題が多い。パートナーの喪失や不遇,周囲の不理解,孤独感など。
2人術後TSが自殺した事を,強調しているが,その後の大規模コホートでも自殺が多く驚く事ではない。


p24,中村さんは,Rehman,1999の論文を引用して,上記の論文と同様の結果と書いている。
ところがSOC7の付録Dでは,「1996年以降行われたSOCに則って治療された患者に焦点を当てた研究が行われました。
Rehmanら(1999年)や,Krege(2001)らの研究は,典型的な一連の仕事です:これらの研究の患者は一人も手術を受けた事に後悔してませんでした,そして大部分は手術の形成外科的や機能的結果に満足していました。」とまるで違う記載です。よっぽど中村さんは,ひねくれた偏見に満ちた引用と解釈をしています。


その論文を,手術数が著増して,技術が進歩しているにも関わらず,患者は,治療中,手術後,経済的,情緒的問題に対処していかなければならない。
手術した事を後悔する者がいなかったが,女性として成功していく事の困難さに直面して,大きく落胆する人がいる,と論評してます。


p39 中村さんの今後の指針
1.SRSは治癒でない。術後TSの中に未解決心理的問題を抱えている。
2.ジェンダー・アイデンティティはあいまいでありうるし,発達しうる。
3.GIDは包括的なカテゴリーでSRSを望まない人も含まれる。GIDの脱病気化はますます重大な問題である。


私の結論:中村さんの本は,時代遅れで,偏見があり,誤った情報を与える。
もし,彼女の言うように,治療で後悔したり,落胆する人が多いなら,ホルモン療法や,手術の希望者が減る筈ではないでしょうか。
現実には,児童のGIDや,高齢のGIDなど,すそ野が広がっているのです。


実は中村さんの本は,講演を数年前に聞いた時から腹を立てていました。SOC7の付録Dを読んだ時に,攻撃に使えると思っていました。
ですから一石二鳥です。

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SOC7 付録D 引用文献 

SOC7 付録D 引用文献


SOC7 付録D 治療の結果の分析の証拠,引用文献


付録D 治療的アプローチの臨床的結果の証拠 p107
http://www.wpath.org/documents/Standards%20of%20Care%20V7%20-%202011%20WPATH.pdf


SOC7付録D(前)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-81.html
SOC7付録D(後)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-82.html


引用文献を整理し,できるものはURLをつけました。第1著者のアルファベット順に並んでいます。


Psychosocial outcomes of sex reassignment surgery.
Abramowitz .
J Consult Clin Psychol. 1986 Apr;54(2):183-9. No abstract available.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3700805


Prevalence and demography of transsexualism in Belgium.
De Cuypere G, Van Hemelrijck M, Michel A, Carael B, Heylens G, Rubens R, Hoebeke P, Monstrey S.
Eur Psychiatry. 2007 Apr;22(3):137-41. Epub 2006 Dec 26.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17188846


Long-term follow up after sex reassignment surgery.
Eldh J, Berg A, Gustafsson M.
Scand J Plast Reconstr Surg Hand Surg. 1997 Mar;31(1):39-45.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3700805


Emory, L. E., Cole, C. M., Avery, E., Meyer, O., & Meyer III, W. J. (2003).
Client’s view of gender identity: Life, treatment status and outcome.
18th Biennial Harry Benjamin Symposium, Gent, Belgium.
http://groups.yahoo.com/group/TNUKdigest/message/6885


Total phallic reconstruction in female-to-male transsexuals.
Garaffa G, Christopher NA, Ralph DJ.
Eur Urol. 2010 Apr;57(4):715-22. Epub 2009 May 19.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3700805


Gijs, L., & Brewaeys, A. (2007).
Surgical treatment of gender dysphoria in adults and adolescents: Recent developments, effectiveness, and challenges.
Annual Review of Sex Research, 18, 178-224.
http://www.sexscience.org/


Green, R., & Fleming, D. (1990).
Transsexual surgery follow-up: Status in the 1990s.
Annual Review of Sex Research, 1(1), 163-174.
http://www.sexscience.org/


Institute of Medicine. (2011).
The health of lesbian, gay, bisexual, and transgender people: Building a foundation for better understanding.
Washington, DC: The National Academies Press.
http://www.iom.edu/Reports/2011/The-Health-of-Lesbian-Gay-Bisexual-and-Transgender-People.aspx
短報 タダ http://www.iom.edu/~/media/Files/Report%20Files/2011/The-Health-of-Lesbian-Gay-Bisexual-and-Transgender-People/LGBT%20Health%202011%20Report%20Brief.pdf


A five-year follow-up study of Swedish adults with gender identity disorder.
Johansson A, Sundbom E, Höjerback T, Bodlund O.
Arch Sex Behav. 2010 Dec;39(6):1429-37. Epub 2009 Oct 9.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19816764


Sexual functioning in transsexuals following hormone therapy and genital surgery: a review.
Klein C, Gorzalka BB.
J Sex Med. 2009 Nov;6(11):2922-39; quiz 2940-1. Review.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20092545


Male-to-female transsexualism: a technique, results and long-term follow-up in 66 patients.
Krege S, Bex A, Lümmen G, Rübben H.
BJU Int. 2001 Sep;88(4):396-402.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11564029


Quality of life 15 years after sex reassignment surgery for transsexualism.
Kuhn A, Bodmer C, Stadlmayr W, Kuhn P, Mueller MD, Birkhäuser M.
Fertil Steril. 2009 Nov;92(5):1685-1689.e3. Epub 2008 Nov 6.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18990387


Factors associated with satisfaction or regret following male-to-female sex reassignment surgery.
Lawrence AA.
Arch Sex Behav. 2003 Aug;32(4):299-315.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12856892


Sex reassignment. Follow-up.
Meyer JK, Reter DJ.
Arch Gen Psychiatry. 1979 Aug;36(9):1010-5.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/464739


Hormonal therapy and sex reassignment: a systematic review and meta-analysis of quality of life and psychosocial outcomes.
Murad MH, Elamin MB, Garcia MZ, Mullan RJ, Murad A, Erwin PJ, Montori VM.
Clin Endocrinol (Oxf). 2010 Feb;72(2):214-31. Epub 2009 May 16. Review.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19473181


Female-to-male transgender quality of life.
Newfield E, Hart S, Dibble S, Kohler L.
Qual Life Res. 2006 Nov;15(9):1447-57. Epub 2006 Jun 7.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16758113


Outcome of sex reassignment surgery for transsexuals.
Pauly IB.
Aust N Z J Psychiatry. 1981 Mar;15(1):45-51.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6942832
本文では,1981年Paulyと記載されていますが,文献集には,1965年Paulyしか記載がないし,論文とタイトルが違っています。でも,上記の論文が内容が本文に一致して,下記の1965年Paulyは当てはまりません。
 

MALE PSYCHOSEXUAL INVERSION: TRANSSEXUALISM: A REVIEW OF 100 CASES.
PAULY IB.
Arch Gen Psychiatry. 1965 Aug;13:172-81. No abstract available.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14314763


Pfafflin, F. (1993).
Regrets after sex reassignment surgery.
Journal of Psychology & Human Sexuality, 5(4), 69-85.
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1300/J056v05n04_05
 

Pfafflin, F., & Junge, A. (1998).
Sex reassignment. Thirty years of international follow-up studies after sex reassignment surgery: A comprehensive review, 1961-1991.
International Journal of Transgenderism.
http://web.archive.org/web/20070503090247/http://www.symposion.com/ijt/pfaefflin/1000.htm


The reported sex and surgery satisfactions of 28 postoperative male-to-female transsexual patients.

Rehman J, Lazer S, Benet AE, Schaefer LC, Melman A.

Arch Sex Behav. 1999 Feb;28(1):71-89.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10097806


Sex reassignment: outcomes and predictors of treatment for adolescent and adult transsexuals.

Smith YL, Van Goozen SH, Kuiper AJ, Cohen-Kettenis PT.

Psychol Med. 2005 Jan;35(1):89-99.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15842032



SOC7 付録D 治療の結果の分析の証拠(後) 

SOC7 付録D 治療の結果の分析の証拠(後)



GIDケアの標準(SOC)が第7版になりました(SOC7)。
それの,付録Dはもっとも重要な記述があります。p107
APPENDIX D  治療的アプローチの臨床的結果の証拠
Evidence for Clinical Outcomes of Therapeutic Approaches
http://www.wpath.org/documents/Standards%20of%20Care%20V7%20-%202011%20WPATH.pdf



SOC7付録D(前半)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-81.html
 

SOC7 付録D  (後半)


1つの心配な報告では,QOLスコア(SF-36で測定しました)がFTMで一般の集団より低く出る事を記載しました(Newfieldら, 2006)。この報告の弱点は,384人の参加者が系統的なアプローチでリクルートされず,一般の電子メールでリクルートされ,治療の程度やタイプが記録されていない事です。
研究の参加者で,テストステロンを投与されているものは,典型的には5年以内しか摂っていませんでした。
報告されたQOLは,乳房/胸部手術を受けた者は,受けていない者より高値でした(p<0.001)。
(しかし同様の分析は,性器の手術に関して,行われませんでした)。
 

その他の研究で,Kuhnら(2009) は,King’s Health Questionnaire(キング健康質問用紙)を用いて,手術から15年後のQOLを55人の性転換症の患者について調べました。
点数は20人の健康女性で腹部/骨盤手術を過去に受けた人の点数と比較しました。
性転換症患者のQOL点数は,コントロールの患者の,いくつかのサブ項目については,同等か良好でした(すなわち,情緒,睡眠,失禁,症状の重症度,役割りの制限),しかし他の分野では悪化していました(全体の健康,身体の制限,個人的制限)。
 
 
ホルモン治療単独の,性別違和感に対する効果を,決めるのは困難でした。
ほとんどの研究は,男性化/女性化ホルモンの性別違和感に対する効果を,SRSを行った患者について調べているからです。
 

ホルモンと手術の両方の治療の有利な効果は,79個の研究(主に観察研究)の2000人以上の患者の総合的レビューで報告されました,それは1961年から1991年の間に行われました(Eldh, Berg, & Gustafsson, 1997; Gijs & Brewaeys, 2007; Murad et al., 2010; Pfafflin & Junge, 1998).
 

1986年以降に手術を受けた患者の方が,1986年前に受けた人より良好でした;この事は外科的合併症の有意な改善を反映するのでしょう(Eldh et al., 1997)。
多くの患者は,改善した心理社会的結果を報告しました,範囲はMTF患者の87%からFTM患者の97%でした(Green & Fleming, 1990)。
同様の改善はスウェーデンの研究でも見られました,それでは「ほとんどすべての患者が性別適合に5年間で満足し,86%が臨床医によって評価され,全般機能(global functioning)が安定しているか,改善していると判定されました」(Johansson, Sundbom, Hojerback, & Bodlund, 2010)。
 

これらの初期の研究の弱点は後ろ向きデザインである事,結果を評価するクライテリアが様々な点です。
 
 
前向き研究がオランダで,325人の継続している成人および思春期の被検者で性別適合を求めた人に行われました(Smith, Van Goozen, Kuiper, & Cohen-Kettenis, 2005)。
患者で性別適合治療を行った者は(ホルモン療法と外科的介入の両方),平均性別違和感点数の改善が示されました,その点数はウトレヒト性別違和尺度(Utrecht Gender Dysphoria Scale)で測りました。
身体的不満足のスコアと,心理的機能のスコアも,ほとんどのカテゴリーで改善しました。
治療後,2%以下の患者しか,後悔を示しました。
これは,最大の前向き研究で,後ろ向き研究の結果を確認するものでした,そしてそれから,ホルモン治療と手術の両方の組み合わせが,性別違和感を改善し,他の分野の心理社会的機能を改善したことが示されました。
 

手術なしでのホルモン治療の効果の効果についての更なる研究,身体的な女性化や男性化を最大のゴールにしない場合の更なる研究は,必要でしょう。
 

全体として,研究はこの分野がより進むにつれて,結果が着実の改善している事を報告してます。
結果の研究は,主にSRSの結果に焦点があてられています。
現在の臨床実践では,広い範囲の,同一性,役割り,身体的適応,を追加する経過観察や結果の研究指標にする事も考えられよう(Institute of Medicine, 2011)。


SOC7 付録D 治療の結果の分析の証拠(前) 

SOC7 付録D 治療の結果の分析の証拠(前)
 
GIDケアの標準 が第7版になりました。
それの,付録Dはもっとも重要な記述があります。p107
http://www.wpath.org/documents/Standards%20of%20Care%20V7%20-%202011%20WPATH.pdf
 
SOC7 付録D  (前半)
APPENDIX D
治療的アプローチの臨床的結果の証拠
Evidence for Clinical Outcomes of Therapeutic Approaches
 
いかなる新しい治療法でも実際の支持の1つは,結果の分析によります。
特にSRS手術は議論の的ですから,この種の分析はとても重要です。
しかしこの分野の結果研究のほとんとは後ろ向き研究です。
最初の治療後のTSの心理社会的結果を調べた研究の1つは,ジョン・ホプキンス大学医学部(Johns Hopkins University School of Medicine and Hospital (USA)で J. K. Meyer& Reter, 1979によって行われました。
この研究は,患者の職業,教育,結婚,住所の安定性に焦点を当てました。
結果は幾つかの有意の変化が治療でもたらされている事が分かりました。
これらの変化はポジティブな変化として見られず;多くの人は治療プログラムに入って,良くならないか,悪くなっていると映りました,それはプログラムに参加して多くの測定値に対してです。
これらの結果は,ジョン・ホプキンス病院/医学部における治療プログラムの終了になったのです。(Abramowitz, 1986).
 
その後に,沢山の有力な医療専門家がSRSの適格性の標準を決める為召集されました。
この事が,オリジナルのHBIGDAのSOC(Standards of Care of the Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association (今は WPATH)) の1979年の公式化につながりました。
 
1981年にPaulyは,大きな後ろ向き研究をSRSを行った人について行い結果を出版ました。
この研究の参加者は,ずっと良い結果でした:83人のFTM患者では,80.7%が満足の行く結果でした(つまり,患者の自己申告か,社会的・情緒的適応の改善が見られました),6.0%は不満足でした,283人のMTF患者では,71.4%が満足の行く結果で,8.1%が不満足でした。
この研究は,SOCの出版と適用前に治療された患者も含んでいました。
 
SOCが設置されて以来,SRSに結果に対する患者の満足度は持続的に増加し,不満足度は減少しました

1996年以降行われたSOCに則って治療された患者に焦点を当てた研究が行われました。
Rehmanら(1999年)や,Krege(2001)らの研究は,典型的な一連の仕事です:これらの研究の患者は一人も手術を受けた事に後悔してませんでした,そして大部分は手術の形成外科的や機能的結果に満足していました。

重症な外科的合併症を起こした患者でさえ,滅多に外科手術を行った事に後悔してませんでした。
外科手術の質が全体の性別適合の結果の一番予測因子でしょう(Lawrence, 2003)。
圧倒的多数の経過観察研究は,SRSの否定できない有益な効果を示しました,それは術後の結果,例えば,主観的健康,形成外科的そして性的機能についてです((De Cuypereら, 2005; Garaffaら, 2010; Klein ら, 2009), しかしながら,有益性の特異的大きさは,現在利用できる証拠でははっきりしなかった。
1つの研究 (Emory, Cole, Avery, Meyer, & Meyer III, 2003) は,患者の収入が改善する事さえ示しました。


後半は後日翻訳します。
引用文献も。



性転換症の内分泌学的治療ガイドライン:5.0 SRS (終) 

性転換症の内分泌学的治療ガイドライン:5.0 SRS (終わり)


性転換症の人の内分泌学的治療:内分泌学学会の臨床プラクティス・ガイドライン
Endocrine treatment of transsexual persons: an Endocrine Society clinical practice guideline.
http://jcem.endojournals.org/content/94/9/3132.long
http://jcem.endojournals.org/content/94/9/3132.full.pdf free
 
要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-16.html
背景 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-36.html
GIDの病因 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
GRADE,目次 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-40.html
診断手続き  http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-41.html
RLE(望みの性での実体験)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
適格性と準備クライテリア http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
表4と表5 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
ホルモン治療に関わる推薦1.1 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
ホルモン治療に関わる推薦1.2  http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
ホルモン治療に関する推薦1.3,1.4 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
2.0 思春期の治療 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
2.1-2.2思春期の治療 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
2.3思春期の治療 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-50.html 
2.3思春期の治療 価値と優先,注意 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-51.html 
2.4思春期の治療 推薦,証拠 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-52.html
2.4思春期の治療 価値と優先,注意 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-53.html
2.5-2.6思春期の治療 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-55.html
3.0成人性転換症のホルモン治療 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
FTM性転換症 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-58.html
MTF性転換症 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-60.html
3.1-3.3,3.4 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-62.html
4.0,4.1,4.2 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
4.3 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-64.html
4.4,4.5-4.6,4.7 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-65.html


5.0 SRS,GRS
多くの性転換症の人にとって,性器の性別適合手術(GRSと訳される)が,望む性別で成功裏に生活するのに必要なステップでしょう。
他の身体のパートの手術も性別適合の間に考慮されるけど,もっとも重要なのが,性器の手術と性腺の摘出でしょう。
外科的テクニックは過去10年間の間に極めて進歩しました。形成外科的陰部手術で神経の感覚を保存する手術が今や標準です。
外科的SRSの満足率は今やとても高いものです。それに加えて,当事者の精神的健康が,ホルモンや手術を含むGID治療のパス,治療プログラムに参加することで,改善されるようです。
そのような手続き(SRS)に対して,適格性クライテリアと準備性クライテリアを表17に示しました。
 

MTFに適応できるSRSは,性腺(精巣)摘出と,陰茎切除と,人工膣形成より成り立っています。ペニスの皮膚がしばしば逆転され,人工膣の壁に作られます。陰嚢は大陰唇になります。形成外科的手技が,クリトリスとクリトリスの包皮に形作られ,神経血管の束がペニスの先端から温存され,クリトリスに神経感覚の供給をします。
より最近は,形成外科医は,小陰唇まで形作るテクニックを発達させたようです。
内分泌科医は性転換症の人にダイレーターを使って,膣の深さと幅を維持するように,励ますようにすべきです,それは術後に渡って継続されるべきですが,新(人工)膣が頻回に性行で使われるようになるまでです。
外性器の反応性やその他の性機能の局面は,性器の性別適合手術の後(しばらくしないと)判断ができないでしょう。


 より女性的,あるいは男性的外観のための,補助的手術は,このガイドラインで取り上げる範囲を超えます。
でも可能なら,より少ない手術が望ましいです。


例えば,言語療法士によるボイス・トレーニングの方が,現在の手術的な声のピッチを変える方法より望ましいでしょう。
 

遺伝的女性でも乳房のサイズは非常に大きな差異があります。MTFがベストな情報を得て決断し,豊胸術は少なくとも2年のエストロゲン治療が終わってからと思います,それはその時までエストロゲン治療で乳房が成長し続ける可能性があるからです。
 

その他の主要な努力が,顔の毛と,身体の男性的に見える毛の除去に当てられ,それは電気針脱毛か,レーザー脱毛で行います。
その他の女性的に見せる手術に,顔面女性化手術があり,最近ではより一般的になっています。
 
 
FTMに適応できるSRSはより満足度の低いものになります。
人工ペニスの形成外科的外観は,今や非常に良くなっています,しかし手術は多段階で,とても高価です。
人工ペニスの勃起は,器械装置を入れる事によってのみ可能です,例えば,特別の棒,あるいは,ポンプで膨らませる装置です。
多くのFTMは,ミニペニス*(クリトリスを男性ホルモンで増大させ,外へか,前に持って行って,尿道を延長する)を選択します,それは(うまく行けば)立位での排尿を可能にします。
陰嚢は大陰唇から形作られ,良い美容的外観になり,人工精巣インプラントを挿入もできます。


これらの手続きと,卵巣摘出,膣摘出,子宮全摘は,数年のアンドロゲン治療の後に行われ,また安全に腹腔鏡を併用して膣的手術*で行えます。


5.1-5.3 推薦
5.1 私たちは,性転換症の人でSRSを希望する人は,内分泌治療に責任を負った医師とMHP(≒精神科医)の両方が手術を勧められるとした時に限り推薦します。(No1,グレード1)。


5.2 私たちは,少なくとも1年間の一定した,規格に応じたホルモン治療を終えた場合のみ推薦します。(No1,グレード1)。


5.3 私たちは,内分泌治療に責任のある医師が,性転換症のSRSについて医学的に知識が豊富で,外科医と協力して,手術の間や後のホルモンの使用に関して協調する事を推薦します。(No1,グレード1)。


5.1-5.3 証拠
性転換症の人がSRSを決心する時,内分泌科医とMHP(≒精神科医)の両者が,SOCの適格性クライテリアと準備性クライテリアを証明しなければなりません。(表17)。


エストロゲン治療は,手術の最中と後に静脈血栓のリスクを増大させる懸念があります。この理由で,外科医と内分泌科医と協力いてホルモン使用に関する決定をしなければなりません,それは手術の1か月前からと手術中を含みます。


1つの研究は,手術前の因子,例えばコンプライアンス(医療側の指示に従う事)は,身体的術後の結果に比べて,患者の満足にとって重要でないと言う結果が出ていますが,他の研究や臨床的経験は,医学的指示に従わず,医師と共通のゴールに向かっていかない人は,治療目標に達せず,高い頻度の術後感染やその他の合併症を経験すると言います。
手術を希望する人が,ホルモン治療の間に起きた解剖学的変化に快適であった事も重要です。
ホルモン療法によるトランスの結果で,社会的,身体的結果に不満足な人は,手術が禁忌かもしれません。


性転換症の人は術後も内分泌科医によってモニターすべきです。
性腺摘出を行った人は,ホルモン補充治療と監視の両方が必要で行うべきで,慢性のホルモン欠乏症による有害反応を防ぐ為です。


(これで,翻訳は終わりです。一部表などの翻訳は省略しましたが,ほぼ全訳となります)。


*ミニペニス,metaidoioplasty,日本語のwikiのSRSにも少し記載がある。
http://en.wikipedia.org/wiki/Metoidioplasty
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E5%88%A5%E9%81%A9%E5%90%88%E6%89%8B%E8%A1%93


*膣式手術,この場合は子宮筋腫で子宮全摘の例だけど,SRSでも同じ。
http://siqu.nokos.net/samazama.html
 
 

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