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人の脳の性分化:GID,同性愛,精神疾患:表1 

人の脳の性分化:GID,同性愛,精神疾患:表1
 
ヒトの脳の性分化:性同一性,性指向,神経精神疾患の関係で
(短縮タイトル)人の脳の性分化:GID,同性愛,精神疾患
Sexual differentiation of the human brain: relation to gender identity, sexual orientation and neuropsychiatric disorders.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21334362
 
Bao AM, Swaab DF.
 
 「私の序論
今まで,下記のような,比較的新しい考えを示しました。
 
「ほ乳類の性腺中心 性分化理論の終焉」
http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-372.html
http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-423.html
 
「脳性差の幻影」
http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-373.html
http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-381.html
 
さらに,Sryこそ,性分化の開始点で,中心だった筈なのに,それがエピジェネティックな調節を受ける事がわかり,Sry以外の遺伝子の関与も認められました。
マウスのSryをエピジェネティックに操作し雄から雌に性転換
要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-421.html
結論 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-464.html
 
1番目は,性腺ホルモンの分化の2ヶ月まえから,性染色体や遺伝子による分化が起きると言う物です。
 
2番目は,脳の性差は,マスコミや,大衆メディアが言っている程明らかでないし,依然完全に定義されていないと言うものものです。
 
3番目は,ヒストン脱メチル化酵素Jmjd1aがマウスSryのエピジェネティックな調節をしていると言うものです。
 
それに対して,やはり古典的な考えも示さなければなりません。
その最大の権威で,とりあげるSwaabのグループは,昔から性器,性腺ホルモンの分化から,2ヶ月で脳の分化が起こり,神経核の僅かの変化や,脳梁の変化で,性自認,性指向の差がでるという,古典的な見方をしています。
でも,これは明らかに時代遅れの見方でしょう。それゆえ,ごく概略しか翻訳しません」
 
要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-375.html
序論 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-465.html


表1 神経・精神障害の危険性の性差;女性/男性(% )
swaab ta1 01

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性分化疾患(DSD)のトランスなしの性別違和,内分泌管理 

性分化疾患(DSD)のトランスなしの性別違和,内分泌管理(抄訳)


GID治療に関するアメリカ精神医学会(APA)の専門委員会の報告
GID治療のAPA委員会報告(短縮タイトル)
Report of the american psychiatric association task force on treatment of gender identity disorder.
 

Byne W, Bradley SJ, Green R, Meyer-Bahlburg HF, ら
Arch Sex Behav. 2012 Aug;41(4):759-96.
http://www.springerlink.com/content/65145105t4000220/fulltext.pdf  フル論文


要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-193.html
略語,序文 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-197.html
実施要領と推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-199.html
小児の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
小児の概要(後),推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-206.html
思春期の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-207.html
思春期の概要(後),推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-208.html
成人の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-209.html
成人の概要(後),推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-210.html
性分化疾患の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-211.html
性分化疾患の概要(後),推薦付2 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-212.html
文献レビュー:小児GV http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-213.html
小児GV:無治療の結果 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-214.html
小児GV治療の目標と目的 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-215.html
小児GV:介入の種類 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-216.html
小児GV:結果の研究 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-217.html
小児GV:結論 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-218.html
思春期GVの文献レビュー http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-219.html
思春期GVの評価 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-220.html
思春期GVの精神療法,RLE http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-221.html
思春期停止の問題(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-222.html
思春期停止の問題(後) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-223.html
思春期GVの反対性ホルモン/SRS http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-224.html
成人GV,成人GVの関心事 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-225.html
成人GVの性移行の目標と結果 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-227.html
成人GV診断,精神評価,療法,健康 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-228.html
成人GVトランスの医学と精神健康http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-229.html
成人GV治療を支持する文献 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-230.html
成人GVの性別違和の治療効果 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-231.html
成人GV治療の満足,後悔の因子 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-232.html
成人GVの精神評価と健康ケア http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-233.html
ホルモン治療前の精神健康評価 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-238.html
ホルモン開始の他の意見 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-239.html
外科的ケア前の精神健康評価 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-240.html
性分化疾患DSDのGVの概要(前)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-241.html
DSDのGVの概要(後)http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-242.html
DSDのジェンダー評価 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-243.html
DSDの性別適合決定 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-244.html 
 
DSDのジェンダー移行を伴わない性別違和
 
工業化社会ではジェンダー役割は,柔軟性に富み,(非DSDの)トランスジェンダーのスペクトラムの多様化しました,DSD患者のジェンダーの結果のスペクトラムもやはり拡張されました。
 
性別違和は,法的性別変更が可能でも,必ずしも性別適合につながりません,個人は,利用できるホルモンや外科療法の全ての因子を得ようとしないのです。
 
自己洞察だけ,DSD支持グループでの議論,心理療法セッションでの議論で,患者はジェンダー移行を全て止めることを決断するか,部分的なジェンダー移行にとどめるかを決めるでしょう。
 
そのようなDSD患者の決定の基礎にある心理的過程に迫る系統的研究はありませんでした。
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性別適合と思春期の内分泌学的マネジメント
 
DSDでない性別違和の若年者に対して,最近は思春期停止がますます使われるようになりました,主にGnRHアナログを使ってです,それによって,思春期の人に性別適合を考える時間の余裕を与えられると,同時に望まない性の二次性徴を抑える事ができます。
ーーーーーーーーーーーーーー

しかしながら,性別違和のDSD患者の場合,思春期停止は,関係ないことが多く,それは機能する性腺を欠いている為です(先天的あるいは,性腺摘出の為です)。
 
しかしながら,そのようなアプローチは理論的には,機能する性腺を持つDSDの人では考慮され,例えば,46XXの先天性副腎過形成(CAH)で,糖質コルチコイドホルモンによって充分アンドロゲン産生が抑制されなかった場合です,しかしそのような研究は現在まで報告されていません。
 
しかしながら,幾人かの46XX,CAHの成人患者は単純に糖質コルチコイドの摂取を止め,自身で身体の男性化を誘導しようとします(Meyer-Bahlburg et al., 1996). 
 
性腺低形成か,性腺無形成のDSD患者では,思春期は性ホルモン治療で誘導されます,そして性別適合の決定がなされ,患者の希望する性別にそって性ホルモン治療が行われます。

性ホルモン投与の詳細(特別の薬品,用量,投与のモード)は,内分泌科医により決定されます。
心理的基盤として,患者の仲間が思春期発達に気づいた頃が,DSD患者でも普通治療を開始する時期です。
 

支持する証拠は,早期の臨床経験や,ターナー症候群や,下垂体低形成,思春期遅発症の,観察的フォローアップで,系統的研究でありませんでした(summarized in Meyer-Bahlburg, 1980)。
 

しかしながら,ヒト以外の霊長類の最近のデータでは,早期のホルモン投与のタイミングが推薦されるかもしれませんでした,その霊長類の研究は,性ホルモンによる脳の器質化効果*は,初期の思春期から成獣にかけて減少するからです。
 

多くの後ろ向きの研究によれば,ジェンダーの不確実さをDSD患者が成人の後で訴えても,元のジェンダーに満足するようになると言います。
 

そのような一過性のジェンダー不確実の解消が,性ホルモン治療で支持されるのか,その他の因子のタイミングかは,研究されていません。
 

出生後のホルモンの影響の問題もこれに関して提起されます。
 

例えば,女性として認定された46XX,CAHの患者で,後にジェンダー移行をした人は,出生後のアンドロゲン暴露が高い傾向にあります。
 

その原因として,糖質コルチコイド治療開始の遅れや,治療の長期中断(ふつう医療サービスがなかったり,医療費が払えない事にあります),そしてそれは出生前のアンドロゲン暴露や性器の男性化が酷くなくても起こります。
 

種々の証拠はあまりに限られていて,出生後の性ホルモン暴露と,性同一性の発展の役割りに関して堅固な結論を下せません。
 

*器質化効果
性ホルモンの脳に対する器質化効果は,出生前や新生児期(種による)におき,それは永続的です。それに対して,活性化効果はより後でおき,典型的には思春期ー成人でおき,その影響は一過性で,ホルモンレベルの高低により,増大したり減少します。
http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-156.html


GID治療のAPA委員会報告:思春期の反対の性ホルモン投与/SRSの問題 

GID治療のAPA委員会報告:思春期の反対の性ホルモン投与/SRSの問題

 
GID治療に関するアメリカ精神医学会(APA)の専門委員会の報告
GID治療のAPA委員会報告(短縮タイトル)
Report of the american psychiatric association task force on treatment of
gender identity disorder.
 
Byne W, Bradley SJ, Green R, Meyer-Bahlburg HF, ら
 
Arch Sex Behav. 2012 Aug;41(4):759-96.
http://www.springerlink.com/content/65145105t4000220/fulltext.pdf  フル論文
 
要約 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-193.html
略語,序文 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-197.html
実施要領と推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-199.html
小児の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
小児の概要(後),推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-206.html
思春期の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-207.html
思春期の概要(後),推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-208.html
成人の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-209.html
成人の概要(後),推薦 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-210.html
性分化疾患の概要(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-211.html
性分化疾患の概要(後),推薦付2 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-212.html
文献レビュー:小児GV http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-213.html
小児GV:無治療の結果 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-214.html
小児GV治療の目標と目的 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-215.html
小児GV:介入の種類 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-216.html
小児GV:結果の研究 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-217.html
小児GV:結論 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-218.html
思春期GVの文献レビュー http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-219.html
思春期GVの評価 http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-220.html
思春期GVの精神療法,RLE http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-221.html
思春期停止の問題(前) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-222.html
思春期停止の問題(後) http://morisitaazami.blog.fc2.com/blog-entry-223.html


思春期GVの反対の性の性ホルモン投与/SRSのタイミングに関する問題 
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反対の性の性ホルモン投与に関する問題
 

反対の性の性ホルモン使用に関する重要問題は,投与のタイミングです。
 

思春期に対する反対の性の性ホルモン使用に関する確立したデータはありません。
 

しかしながら,一般に,今や,思春期停止を使う事で,思春期の人が,SRSに向かって進める準備が出来ている事が,より明らかになり,心理学的に社会的に良く機能している合理的に示されるようになりました。
 

しかしながらタイミングの問題にせまる研究はありませんでした。
 

オランダのフォローアップ研究で,思春期の人でより早くジェンダー移行をした人は,より確信させられる身体の外観になると結論しました,それは,遅い年齢でトランスした人よりです。
 

それは,上述のように,出生時の性の第二次性徴の発達が,より少なくて済むからです。
 

現在のところ,証拠に基づくガイドラインを,反対の性ホルモン投与のタイミングに関して,作るには不十分なデータしかありません。
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SRSのタイミングに関わる問題
 

アメリカでは思春期の人にはSRSは通常問題ではありません,と言うのは手術は普通18歳以前には行われないからです。
 

しかし,他の国では,思春期の間に手術が行われます。
 

しかし,手術の不可逆的という性質から,大部分の臨床家は,個人が法的同意を獲得でき,ある程度の独立をかちえるまで,待つ事を勧めます。
 

いくつかの司法システム(例,英国)では,医療行為の同意について,固定された法的年齢がありません。
 

その代わりに,総合的な手続きの理解,選択肢,リスクと利益の理解が,患者に示されなければなりません。
 

現時点では,SRSのタイミングに関して,ガイドラインを作るには不十分なデータしかありません,しかしながら,医学的アドバイスが卵巣摘出については重要で,反対の性のホルモン投与によって悪性化する可能性が増すからです(Hembreeら,2009)。*
 

*Hormone-related tumors in transsexuals receiving treatment with cross-sex hormones
http://www.eje-online.org/content/159/3/197.full
FTMにテストステロンを投与したら,卵巣がんになりやすくなるので,テストステロン投与後,適当な時期に卵巣を摘出すべきという意見があります。
 
 

子供のアフリカ・ミドリザルのおもちゃの好み 

子供のアフリカ・ミドリザルのおもちゃの好み
 

ヒトの行動と脳の,性別に関係する変異
Sex-related variation in human behavior and the brain.
Hines M.
Trends Cogn Sci. 2010 Oct;14(10):448-56. Epub 2010 Aug 18.
 

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20724210
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2951011/?tool=pubmed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2951011/pdf/nihms226003.pdf
 

中休みです。,論文の翻訳に疲れたので,同じ著者の論文から,可愛い図が出ているので紹介します。
 

図1.メスとオスのアフリカ・ミドリザルの子供が,人間の性に典型的おもちゃに接触している光景です。
メス(左)は,人形を調べていて,それはミドリザルが乳児を調べているのにそっくりな様子です。 
一方,オス(右)は,車を地面で動かして,人間の子供がするのと同様に見えました。
(19の文献より許可を得て複製)。


伝統的な理論では,男女のおもちゃの好みの差は,社会化の結果で,成人の性別に典型的社会役割りのリハーサルになると言う物でした。
でも,サルでは,そのような社会化は働くはずがありません。
そうすると,胎児-新生児期のホルモンの影響か,中枢神経系自身の性別分化によると推測されます。
社会化の影響も,あるのでしょうけど,生物学的要因が多いのでしょう。


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